【エロゲ感想】「彼女は高天(そら)に祈らない -quantum girlfriend-」

ギリギリ発売から1ヶ月ですね。
期限切るとどうしてもギリギリまで引っ張ってしまうクセがありまして……。

というわけで、エスクード「彼女は高天(そら)に祈らない -quantum girlfriend-」の感想です。

いわゆるゲーム性のあるエロゲは初めて。優先度はグラフィックとキャラクター>ストーリー>その他。


『彼女は高天(そら)に祈らない』応援中!

結論:CVとグラフィックだけのギリギリキャラゲー。

まずシナリオはクエスト制故のブツ切れ感と個別ルートの短さがつらい。
個別ルートに入ってから他のルートと共通の部分が出てくるとスキップするからさらに短く感じるし、テキストが別でも似たような展開をしてしまうためだれる。
個別が短いすなわち、ヒロインとくっついてからが短くてそれについて描写も少ないため、いわゆるイチャラブ感が無い。皆無。
周囲との描写も少なくて、ヒロインとくっついたことを周囲が知ってるのかどうかもわからないし知ってるならどう思ってるのかもわからない。例を挙げるならウズメルートで突然りつかにウズメさんのことを冷やかされたけど、そこまでに冷やかされるようなことが何も無かったんで唐突すぎてポカーン。
とにかく描写が足りない。ギャグやストーリー以上にもっとキャラクターの関係性を描かないと薄っぺらい。ヒロインとの1対1の関係も足りないしさらに他のキャラクターとの関係も足りない。全然足りない。

ギャグと言えば、主人公とりつかはギャグ会話をするキャラクターとして認識できたのでギャグ会話も自然に受け入れられたし面白かったが、神様たちがパロディのセリフや似合わないギャグを言うのはどうか。
タケは少しだが俗世に触れる描写もあったのでなんとか許容できなくもない。それでもやりすぎだと思うが。
ウズメさんも耳年増だろうからエロ方面なら受け入れられる。あんまりエロいこと言ってなかった気もするが。
でもアマテラスは無い。天地ひっくり返っても無い。
りつかとの会話は序盤の「らしい」知的な会話で楽しめたけど、だいたいそこまで。ギャグに頼らずこの会話で楽しませる方向でいってほしい。
結局全てのキャラクターが同一のバックボーンで同じように喋っていると感じた。それぞれの思いとか強く感じないし、キャラクター付けも甘い気がする。
せっかくのサブキャラたちも生かしきれてなくてもったいない。
全部描写不足ってことに収束するわな。
あと余談だけどこういったゲーム性のあるエロゲにはHシーンが多いイメージを持っていたので、普通のゲームと変わらなくて拍子抜けした。(これは私の認識を改めるべきなのかもしれないが)
見た目よりエロ薄いしね。

ゲーム部分については、禊ぎの作業っぷりと戦闘のバランスがあんまり。
戦闘をメインに据えてるとは言い難いような。
実質的に育成の選択肢が無いせいで禊ぎパートの意味が全く無い。属性付き物理攻撃なんて1つしか見てない。スキルもみんなが同じスキルを制限無く習得できてしまうためあまり差別化されない。
戦闘のバランスとしては状態異常の異常な強さ。麻痺とか完封だし沈黙もほぼ同等、眠りも攻撃しない限り完封というのは破格の性能すぎ。さらに全部効果が類似してる。麻痺はポケモンに倣って25%行動不能+すばやさダウンとかで良かったのでは。
とにかく状態異常が通ったら完封レベルなもんで、バランスを取ろうとしたのだろうボスにはほとんど通らない。
このせいでボス相手でも基本ごり押しという事態。
雑魚相手には攻撃ごり押しでよくてもボス相手では補助を絡めないと……というのが理想のバランスと思うのだが、結局ごり押しする形になってしまっていた。
ステータス増減系の補助が数ターンしかもたない仕様もこれに拍車をかけていて、まるで元が取れないと感じてすぐ使わなくなった。

グラフィックは細かく見るとおかしい部分が無くもないが、総じて魅力的なCGとなっていて良かった。原画も塗りも良い。お二方とも良い。
ウズメが風呂場で上になって繋がってるCGだけはワカヒコの体が明らかにおかしいのでさすがにどうにかならんかったのか、とは。

演出面では画面を揺らす演出が気になった。
テキストが止まってテンポを削ぐし、特にエロシーンでは最悪だ。エロシーンでボイスもテキストも無い時間ができるなんて耐えられない。同様にエロシーンの男の喘ぎ声テキストはボイスもテキストも無いも同然だから出来る限り少なくしてほしいね。

アマテラス様にはエロシーンでももっと罵ら(あいさ)れたかったなー。結局普通になっちまって。
ウズメさんも脱ぐ脱ぐ言う割に痴女っぽくないし。
シーンはタケが面白かったかな。
この辺もキャラクターを突き詰められてない印象の原因かな。
もっと尖れよ。

予約特典の「女王アマテラス様に罵ら(あいさ)れて目覚めるCD」は、特典と考えればまぁまぁ。
これの企画自体は良し。とても良し。
ただ、セリフ募集したのはいいけどつまらない短いセリフが多すぎ。
ライターがもっと手を入れて面白くしてくれなきゃただの手抜き。
クオリティをどこの馬の骨とも知れぬ他人に委ねてしまってはマズイだろう。怠慢だ。
もっと前後に繋がるように工夫しても良かったんじゃないかな。
せっかく青山ゆかりに声を入れて貰うんだからこれじゃもったいないよね。

といったところで。
グラフィックが非常に魅力的だから手元に置いてるけどトータルで見れば残念。


(MW3とかパワポケと競合しつつも次は後回しにされていたカミカゼ☆エクスプローラー!をやっとこさやる予定。)



彼女は高天(そら)に祈らない -quantum girlfriend-
エスクード
2011-11-25

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